ハイコンプピストン


3バルブ110ccでも問題はありませんでした。
好奇心から再び、2バルブ110ccを入手しました。
このエンジンの最大のメリットは、スタッドボルトの幅が純正と同じ、ということです。
耐久性重視なら、国内アフターメーカーのCD90系の105ccボアアップキットがポン付けできます。
ヤフオクで安価に売られている52.4mmハイコンプピストンはノーマルヘッドだとパンチ力はありますが圧縮が高いです。
ダックスやレギュラー系のヘッドを使ったほうがいいと思います。




素の110ccにレギュラー系(ST70)のヘッドを装着すると、圧縮が低すぎて使い物になりません。
しかもWAVE125系のピストンで52.40mmです。
やっとのことで、タイのショップから52.4mmのハイコンプピストンを探しました。
中華の52.40mmピストンには二種類あります。
次の問題は中華ピストンとタイピストンでは微妙に高さが違うのです。
左がタイピストンです。
このまま組むとヘッドに干渉します。
ベースガスケットの2枚重ねでは限界があり、内燃機屋で加工依頼で加工を依頼しました。
キタコのベースガスケットを流用します。
品番962−1083600。54mmシリンダー用になります。
厚さは0.5mmです。
ヤフーのオークションのobn_wakayamaさんのところで買うのが簡単だと思います。
エンドギャップを確認します。 シリンダーにピストンリングを入れ、スリーブの下からピストンでちょっと押し上げ平にならします。 その状態で、リングの間を計ります。
※画像は他社のピストン・シリンダーです。
トップリング0.15mm〜0.3mm セカンドリング0.3mm〜0.9mm の範囲になっていればOKです。 もしギャップが規定値よりも狭かった場合は、精密ヤスリで慎重に削ります。
ピストンの頭部に『→』とか『IN』などと刻印があるのは、微妙にピストンピンの位置が違うからです。
見た目では殆ど分かりませんがaとbの間をノギスで計ると分かります。
タイピストンを組む場合場合、ヘッドに『→』の刻印があります。 そちらが吸気側になります。
これでピストンはOKです。
タイのショップに何個か頼んでますが、その都度微妙に違います。これはトップが旋盤で削ってあります。
あとは好きなヘッドに載せ換えればOK。
ダックス系のヘッドだとメタルガスケットを流用出来ます。
ヤフオクで安価に売られているハイコンプピストンと同等品です。
中華ノーマルヘッドだとパンチ力はありますが圧縮が高すぎますね。
ダックスやレギュラー系のヘッドと組わせるのがベターだと思います。



公差について
52.400mmのシリンダーに52.400mmのピストンは嵌りません。 クリアランスがないとダメです。
タイピストンは鋳造なので一般的には、0.03mmの隙間が適切です(材質にもよる)。
52.400mmのシリンダーなら、ピストンは52.397mmになります。
52.403mmのシリンダーなら、ピストンは52.400mmです。

しかし、製造誤差もあり組み合わせによっては、0.03mmのクリアランスではないことがあります。所謂、アタリ、ハズレというヤツです。
国内メーカーでもあることで、当方が買った3台目のセローがクリアランスが狭くハズレでした。
クリアランスが広ければオイル消費が激しいですし、狭ければエンジンの始動に難が出てきます。 こればかりは一個人ではどうすることも出来ません。大抵はそこまで酷くないです。
それに、所詮駄菓子ですからね(笑

凝れば、内燃機屋にシリンダーとオーバーサイズのピストンを持ち込み、クリアランス指定は100分の2.5mmにします。

TOP