278ccボアアップ

下の手記は13年5月に改造したものです。
これは六つ星てんとう虫さんに依頼して、ボアアップしてもらった手記です。
具体的というよりメカ音痴なんであまり詳しくかけません。
これくらいのボアアップになるとクランクの穴繰り、ピストンの加工、ヘッドの加工、スリーブの加工が必要になります。
ヤンマーの農耕機ピストンです。
トップはリセス加工をしてあります。
ボア70mm→78mm
です。
まずはエンジンの洗浄です。もうのらないエンジンなので結構ラフに洗浄しています。
焼きついたエンジンで使うのはクランクケースだけなので(ベアリングも交換)、穴繰り加工したときにでた切子を水で洗浄しています。

ただ、本当に必要なときはもちろん灯油で洗浄します。
写真が荒れているので分かりずらいかもしれませんが、穴繰り加工はもうギリギリのところまでしてあります。
これ以上の穴繰りはスタッドボルトに干渉します。
右が純正。左が今回使用するピストンです。
このピストンはヤンマーのガソリン用のもの使用しさらにヘッドを加工してあります。
加工しないと圧縮が高くて使い物にならないのです。
ちゃんとバルブの逃げも計算してあります。
約4000キロの中古セローを買ったのですが、お湯をシリンダーに掛けないと始動してくれません。馬力もなく、オイルの消費も激しいし、燃費もわるい。それで今回、ボアアップしてしまえ!となったわけです。
開けてびっくり、ピストンには明らかに偏磨耗痕があるんです。
六つ星てんとう虫氏は、「これはいわゆるはずれのエンジンですネェ」とのこと。
このようにすると明らかにボアアップの径が異常に大きいことがわかります。
純正が70φのところに78φのピストンをぶち込むのですから、結構すごいことです。
見ていてワクワクしてきます。まぁ、無謀に近いですが(^_^;)
これが地味なわりには結構大変な作業です。まずノーマルだと圧縮比が高いので下げなくてはなりません。排気ポートも拡大します。
シリンダーガスケットもノーマルを削り78φにあわせて拡大します。これは私がリュ―ターでやりましたが、ステンレスなので滅茶苦茶時間がかかりました。
これだけの行為をしても、ハイコンプレッションなのでハイオク指定となります。
左ががセローW、右が燃焼室を加工した初期型セル付セローのシリンダーです。
なにやらWの方は放熱対策か「井」の模様が入っています。右のヘッドはサンドブラスト加工して放熱を少しでもよくしてあります。
結構、マイナーチェンジが他のところでもちょくちょくしてありました。
素人の私にはビビリます。構造がちんぷんかんぷんです。
ただ六つ星てんとう虫の行動に息を呑むばかりです。
ここがこうなると、これが動いて…と教えてくれるのですがむ、難しい。
いやはや凄いものです。
貫徹でなんとかここまで組みあがりました。後もう一息です。コンロッドは錆びていますが、別に問題ないとのこと。べつにレーサーじゃないんで、鏡面仕上げなんてしなくていいんです。
六つ星てんとう虫氏も相当疲れています。氏は主にホンダのXLやスズキDRをいじってきましたが、ヤマハのセローは今回がはじめて。かなり神経を使っている様子でした。

氏の作品にやはり、ヤンマーのピストンを流用したXLX250改350があります(^_^;)
貫徹作業が続きます。ここまで組んでなんとクランクをまわすとゴキッという異音と共にまわりません。なんとあまりのボアアップにスリーブがバランサーと干渉し、ピストンのスカートも干渉してしまうのです。二人でため息。
バランサーにぶつかるスリーブの一部分はグラインダーでカット、ピストンも本当は望ましくないのですが、片方のスカートを切断してしまいました。私は横浜から連休を利用して四国のマインスターT氏のところに来ているので、後戻りはできません。そのまま続行です。

後記


ドリームトキのパイプクーラーをつけていますが、渋滞にはまると熱ダレによるノッキングがおこります。

フロントスポロケットは17丁にしています。

はっきり言って6速は時速80km/h以上でないとノッキングしてまいます。
キックは相当重くてSR400以上はあるんじゃないんでしょうか。慣れるのに苦労しました。
デコンプがないとセルは回りません。