SR125Bのボアアップ

ボアアップキットなんてありません。
他社流用です。
HONDA XR200のピストンを使い165ccです。


XR200のピストンの写真がないので、XL200Rの画像です。
SR125B 
ボア 57.0mm
ストローク 48.8mm
排気量 124.52cc
XR200のピストン 65.5mm
排気量 164.43cc
となります。
排気量計算機
http://www.ponkotunet.com/bike/diy/displacement/



見ての通り、SR125Bはバルブがオフセットです。
地道にピストンのリセス加工をしなければなりません。
これ大変な作業です。
ピストンに油粘土を盛り一度エンジンを組み立てます。
ヘッドガスケットは取り除き、タペットクリアランスも0にします。
クランキングして再分解。
SR125B(TW、セロー225系)の嫌なところは、カムチェーンが物凄く掛かりにくいんです。




57.0mmから65.5mmまで広げるとスリーブの打換が必要になります。
松山の某内燃機屋さんに頼みます。
ここはワークスのエンジンの加工もやっており、腕は抜群です。
私の近所の内燃機屋(世代も同じ)にモンキー系のボーリングを依頼したらどういう訳かホーニング加工がなくシリンダーの内面がツルツル。
案の定、オイル下がり。二回やらせて、二回とも。
昔は何の依頼かしらないけど、そこにヨシ○ラが出しておりました。


底意地悪いSR125のエンジン(笑

六つ星てんとう虫さんから電話。
「なんでこういう作りをするのか、さっぱりわかりません」
で、画像を送ってもらいました。
げッ、クランクケースにフチを作ってオーバーサイズのスリーブが入らないようにしている!




改造させたくないなら、こんな手間の掛かるフチ加工なんてせずに下まで同寸で作るほうが簡単です。
たとえば、モンキーなんかだと、CD90のシリンダーを入れるためにクランクケースの穴繰りボーリングということはよくあることです。
これは仕方ないです。
元々入るエンジンではないんですから。
XL125系はXL200と同じケースですが、こんなフチはなくシリンダーだけならそのままスリーブは嵌ります。

だから、なんで?となるワケです。
技術者は、『ボアアップしたければリューターで削れるようにしておいたから、じゃないと上が五月蝿いんでね』という意味合いでフチを作ったのかもしれません。

でも、XT200やセローはピン系16mm。
SR125はピン径15mmだからピストン流用はできないんですよ。
それで15mmのXR200ピストンを流用したわけです。


ヘッドの交換

これだけボアを広げると、SR125のヘッドは使えません。
六つ星てんとう虫さん宅に転がっていたセローのヘッドに交換です。
ここで悩んだのがカムシャフトです。
セローとSR125では品番が違う。つまり、カムプロフィールが違うのです。
実際に取り付けて比較試走するのが一番ですが、時間がない。
私の憶測として、SR125の方がハイリフトカムシャフトじゃないか、と思いSRをチョイスしました。
非力な125の場合、どうしてもブン回す。だから、ハイカムなのでは?と思ったワケです。


キャブセッティング

純正キャブレターのセッティングは
MJ#120
ジェットニードル中段
SJ#38

です。
交換したのはMJだけです。

MJは#120の前後試しましたが、#120がベストセッティングでした。
#122.5を装着すると高山病になります。#118だと平地は薄いです。

XT125がMJ#118
XT200がMJ#122
SJは共に#40、125と200ではジェットニードルの太さが異なります。
SR、XTも同じテイケイの同寸24mmMVタイプのキャブレターです。
165はMJ#120しか選びようがないんです。
MJ#120はSRX600です。
288-14343-60 1,103円

テイケイはミクニの子会社みたいなものですが、SJのみ特殊です。
XTのSJなんて入手不可能でしょう。

ちなみに、ディスク化されたSR125は13psから10psにデチューンされておりエアクリのダクトは抜いてあります。
SR125Bは
MJ#102
ジェットニードル 中段
SJ#38
です。

輸出仕様のSR185はMJ#116番です。これだと薄いはずなんですけどね・・・。
SR185 パーツリスト

マフラーはノーマルです
ST250を流用してます(2011/12)

今の排ガス規制マフラーは別として、事シングルにスパトラやら、社外品のマフラーを装着しても意味がないのでやりません。五月蝿いだけです。
規制前の純正マフラーにするか、250ccの純正マフラーを流用する方が性能は上です。
多少重量は増えますが、静音かつ高性能です。
バカスク、カスチューンよろしくサウンドを楽しむ、という趣味はないのでエンジン性能が劣るようなパーツは装着しません。


インプレッション

フロントスプロケットを14丁から15丁(セロー225標準)にして乗ってます。
70km/h〜80km/hでの巡航が楽になりました。
低速も粘ります。
高速道路も90km/hくらいで走る分には問題ないです。
きわめて、普通のバイクです。
取り立てて加速がいいわけでもないし、遅いわけでもない。
ビジネスバイクに求められるエンジン特性です。
下駄バイク、相方を乗せて下道を走る、テント積んでツーリング(砂利道は二輪二足)に使えるバイクです。
下道ならホントにいいですね。
SR185も中途半端な排気量にしたのは、そんな意味ではないか、と思ってます。
ST250にしてからは、アフタファイアーはなくなりました。